子育てコラム
2025年6月
子どもアート工房 について
子どもアート工房は幼児期に様々な素材に触れ、感性を刺激し、こどもたちの創造性を育む場として令和5年7月に現在休所中の金沢市立宮野保育所を利用して事業を開始しました。
対象は主に就学前のお子さんやその保護者です。 保育所を利用した施設内には、大きなアトリエスペース、ワクワクが詰まった材料倉庫、素材を探求する実験室など、こどものクリエイションを応援する様々な空間が広がっていて、こどもたちは自由に行き来し、作りたい物を自由に作ったり、素材に触ったり、繰り返し試して楽しんだりすることができます。また、プロのアーティストの作品を展示しているギャラリースペースもあり、いつでも鑑賞が可能です。
子どもアート工房には、様々な企業・団体から大きな紙やシール、 布、プラスチック製品など多種多様のたくさんの材料が無償で提供されています。こどもたちは見たこともない、魅力的 な材料を自由に使うことができます。本来ならお金をかけて捨てられていた物が、ここでは素敵な材料に生まれ変わります 。
スタッフは現役のアーティスト。こどもが 困った時には、経験を生かしたアドバイスをしてくれます。教室や習い事のように、『上手に作る・描く技術を教える』『作品を評価する』といったことはしません。彼らは、こどもたちの純粋な創作に寄り添い、 少しだけヒントをくれる友人のような存在です。
平日(火・木)は、幼児教育施設の園外活動の場として、日曜日は一般の親子を対象として開催し、(いずれも要予約、令和6年度は延べ 4,000人以上の方にご利用いただきました。
また、月に1回土曜日は親子で染色や蒔絵、身体表現、工作など様々な分野の ワークショップ「サタデー・アート・クラブ」を開催しています。
行ってみたい!と思われた方は「子どもアート工房」で検索し、公式LINEよりご予約をお願いいたします。
今月のおすすめ本
『タオルちゃん』
室井 滋/さく,ひらぎ みつえ/え
金の星社 2022年
毎日変身する“タオルちゃん”。今日はどんな姿で、みんなを楽しませてくれるのでしょうか。ページをめくる前に、“タオルちゃん”がどんな姿になるのか、想像してみましょう!あてっこするのも楽しい絵本ですよ。
愛情たっぷりで包んでくれる、ふわふわの“タオルちゃん”。絵本を楽しんだあとは、おうちにあるタオルでお子さんをやさしく包んであげてください。そのタオルがもしかしたら、“タオルちゃん”に変身しちゃうかもしれません!
富山県出身の室井滋さんと石川県出身のひらぎみつえさんがタッグを組んで、生まれた絵本です。このやさしいおはなしに包まれてみませんか?